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【2025年】薬剤師の「売り手市場」は終わってしまったのか?

薬剤師の「売り手市場」は終わってしまったのか?

時間をかけて慎重に職場を選べる薬剤師の転職エージェント

こんにちは!寿五郎です。

今日は売り手市場について書いていきます。

 

近年は薬剤師の求人数が多い地域と少ない地域の差が大きくなっています。

「どこでも受かる」ではなく「どこなら受かるか」を見極める時代です。

特に都市部では経験や適性がより重視される傾向にあります。

 

要点を先に書くと2020年より前のような薬剤師側の要望が通りやすい転職市場ではなくなっています。

就職活動も難易度が上がっており「薬科大学に所属していれば受かる」という時代は終わりつつあります。

 

独立を予定している方以外、転職回数を重ねる前提でのキャリア設計はお勧めしません。

それでは詳細を書いていきましょう。

 

 

2020年コロナ以前よりも厳しい状況になっている

 

あまり知られていませんが、2020年より前から売り手市場は少しずつ解消されつつありました。

2019年くらいから都心部での転職で希望条件が多い人は断られることが増えていました。

それがコロナの影響で5年分一気に進んだ感じでしょうか。

昔のように「資格さえあれば受かる」状況ではないため、早めに対策を意識した方が安心です。

 

買い手市場になりつつあるので、希望条件が多い方はかなりの割合で書類選考で断られます。

特に都市部は薬剤師さんが多くいらっしゃるので注意が必要です。

 

就職活動も「調剤薬局は誰でも受かる」という風潮がありましたが普通に落ちます。

採用になりたいのであればしっかり対策をする必要があります。

 

 

「どこでも行きます!」なら就職・転職は出来る

 

就職・転職ともに「どこにでも行きます!」という意気込みの方の多くは採用になります。

 

ただし「どこでも行ける」=「どこでも長く働ける」とは限りません。

採用されやすくても、勤務条件や人間関係が合わないと早期離職につながります。

応募前に生活環境や将来設計と合っているかを考えておくと安心です。

 

なお、少し狭めて「関東であれば」「東北であれば」のような地域を限定しても採用になります。

 

ただし地域を限定する場合は、そのエリアの求人動向を事前に把握しておくことが重要です。

都市部と地方では求人数も条件も大きく変わるため、情報収集が鍵になります。

 

逆に「○○駅から通勤時間30分以内で年収600万以上」など条件が厳しい方は難しくなってきます。

売り手市場は終わってしまったのかもしれません。

 

スキル・ご経験によりますが調剤薬局の管理薬剤師は年収550~600万。

一般薬剤師450~500万円くらいが今の相場です。

これより希望が高い方は探すのがかなり難しくなります。

 

 

制限・こだわりがある方は慎重な転職を

 

家庭の都合などで特定のエリアから引っ越すことができない方は転職・就職は慎重に行いましょう。

「薬剤師だからいざとなれば転職すれば良い」というのは全国どこでも行ける方のみが使える手段です。

職歴を重ねると自分の中でしっくりこない転職先にしか転職出来ないようになります。

売り手市場・買い手市場は関係なくなってきます。

 

 

まとめ

 

年々、転職・就職共に難しくなってきているというお話でした。

売り手市場の時代が終わりつつある今こそ、情報を整理して「選ばれる薬剤師」になることが大切です。

焦らず、スキルを積み上げながらチャンスを待つ姿勢が長期的には最も強いキャリア戦略になります。

 

ご参考になれば幸いです!

 

弊社も転職エージェントです。

何かあればお気軽に。では!