ドラッグストアへの就職に悩んでいる新卒薬剤師が知っておくべき事
こんにちは!
寿五郎です!
今回はあえてデメリットを書きます。
これを読んでドラッグストアへの就職に
心が揺れ動くのであれば止めておいた方が良いかも知れません。
ドラッグストアが天職でOTC業務やドラッグストアの運営に携わる方もいらっしゃいます。
そういった方は今から記載することは基本的に気にされていません。
まさに天職だと言えます。
それでは書いていきます。
高額年収なのには理由がある
「高収入だからドラッグストアへ就職します」
こうおっしゃる方がたくさんいらっしゃいます。
社会人になると1日のうちのかなりの時間を職場で過ごすことになります。
夢や理念があって薬剤師を目指した方は「お金の為」と割り切れるのでしょうか?
ちなみに場所を選ばないのであれば
ドラッグストアと同等金額を貰える調剤薬局はあります。
そんなお金と引き換えになるであろうことを書いていきます。
休日・休暇は少なくなるかも
基本的に休日休暇は少なくなります。
近隣にあるドラッグストアは日曜・祝日も開いていませんか?
つまり正社員はかなりの確率で出勤をしなくてはいけません。
「4週8休」が基本となり、
「それなら週休2日と何が違うの?」と思われる方も多いです。
単純に8日×12か月=96日となります。
これに夏季休暇や年末年始休暇がプラスされ、
おおよそ105日前後になるドラッグストアがほとんどです。
調剤薬局や病院の多くが110~120日程度です。
多いところですと、15日近く年間休日に差が出てきます。
仮に日給が2万円だとした場合、年間の給料が30万円多く貰えるのは自然の事です。
それに土日出勤が発生しているため、総額でみると調剤薬局や病院よりも多くなります。
労働時間は増えるかも知れません
ドラッグストアは調剤薬局や病院と違い、
オープンしている時間が長いです。
多くのところが10時~22時までです。
「シフト制できちんと決まっている」
とおっしゃる方もいらっしゃいますが、18時以降に勤務したいとおっしゃるパートさんは少ないです。
パートさんのほとんどが17時くらいまでに退勤を希望されます。
そうなりますと、必然的に正社員の方が17時以降のシフトに入ることになります。
例えば「13時~22時」などです。
仕事が終わった後に何かをするということは基本的に難しくなります。
24時間営業のドラッグストアの調剤室などに配属された場合、夜勤が発生する可能性もあります。
「調剤も学べる」は本当なの?
ドラッグストアの多くが調剤薬局も運営することが増えていて
「調剤併設」をウリにするドラッグストアが増えています。
「調剤も学べる」というのは可能性としてゼロではないです。
間違ってはいないでしょう。
ただし処方箋が1日10~20枚程度になったり科目が偏っていると、
転職時に調剤薬局の人事担当者からは経験が不足していると判断されることもあります。
「調剤併設」に配属になる可能性は
調剤併設のドラッグストアに配属されるかは運です。
何度も聞かれるのでもう一度記載しておきますが運でしかないです。
調剤併設のドラッグストアに勤務でき、
かつご自身が調剤のスキルを磨ける店舗へ配属される可能性はどれくらいでしょう。
大手さんですと年間100~300名の方が就職されます。
その中でほとんどの方が調剤併設を希望されます。
弊社宛に
「調剤がやりたいと伝えて3年経ったのにまだOTC部門の勤務なんです」
という相談を頂くこともあります。
ご自身もそうなる可能性があるということを覚えておきましょう。
また仮に配属先が調剤併設のドラッグストアになったとしても、
対応する処方箋が限られているとスキルアップにはつながりづらいです。
それで転職を検討するのであれば始めから調剤薬局へ行きましょう。
配属先も基本的には選べない
通勤時間がかかるとかなり大変ですが、
基本的に通勤時間90分以内で店舗は選べないというドラッグストアがほとんどです。
「先輩や友達は近場に配属されたんですが。」
という質問も良く頂きますが、こちらも運です。
友達や先輩は運が良かったのだと思います。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございました。
ドラッグストアへの就職を検討していて
これを読んで悩む方は止めておいた方がいいかと思います。
入社して3年以内に退職を検討される確率は高いと思います。
弊社も就職支援をしております。
何かあればお気軽に!
では!