企業薬剤師という選択肢。転職する前に知っておくべきこと!
こんにちは!
寿五郎です!
今回は企業の薬剤師への転職について書いていきます。
多くの方が製薬会社でのイメージを持たれると思いますが、
製薬会社以外にも多くの企業で薬剤師は転職できます。
先に注意点を書いておくと、
企業で一度働くとスキル面から他の業種での再就職や転職はかなり難しくなります。
薬剤師が働く職場の多くで調剤スキルを求められますが、それが企業では身につかない為です。
調剤経験者の方もブランクが生まれてしまうため、なかなか難しくなってきます。
60才以降も働きたいという方はどこかのタイミングで調剤スキルを身につけた方がいいかもしれません。
企業で働くことは可能
大手の製薬会社は新卒時を逃すと中途入社は経験者以外はかなり難しいです。
しかし、それ以外の企業ですと中途から入ることも可能です。
薬剤師の資格は必須ではないけれど薬剤師の方は優遇されるという仕事はあります。
薬事申請
厚生労働省や医薬品医療機器総合機構(PMDA)及び
認証機関への薬事申請及び海外申請の対応業務となります。
医療機器の開発をされている企業で募集していることが多いです。
「英語も使えて薬事に詳しい」
というハイスペックな人材を求めていることが多いです。
その為、年収も高いです。
外資系の企業でも募集していることもあります。
医薬翻訳
医薬品・医療機器などの承認申請関連を中心とした
医薬翻訳・医学翻訳がメインの仕事となります。
海外の論文の翻訳なども行います。
英語や外国語が好きな方にはおススメの仕事です。
医療機器の輸入や販売
読んで字の如くです。医療機器の輸入や販売を行います。
主に医療機関のドクターを対象に営業を行います。
医薬品を扱う倉庫
大手ドラッグストア向けの物流サービスを行っている会社もあります。
そういった企業の倉庫には管理薬剤師が必要となります。
倉庫での管理薬剤師となります。
家電メーカーの製品の品質管理
空気清浄機などの、実験や検査が必要な家電の開発に携わる業務です。
大手家電メーカーで募集していることもあります。
治験コーディネーター
新薬開発の為の試験を行いながら、データを集めていくことです。
治験については厚生労働省のサイトを載せておきます。
MR
ほとんどの方がご存じだと思いますが、
ドクターに薬の営業を行うことです。
m3さんがMR君というサービスを開発しております。
長期的に見ていくとMRは減っていくと言われています。
ハードな仕事なのでのんびり働きたいという方は止めておいた方がいいです。
企業で働く注意点
ざっとですが、薬剤師が企業で就ける仕事を書いていきました。
注意点としては、他の業種に転職が出来ない可能性が高くなることです。
上場しているような大手企業は年収が高い方が多いです。
また出世や長期勤務をしていくと収入も増えていきます。
40代のMRの方から
「仕事が激務で疲れたので調剤薬局やドラッグストアに転職したい」
というご相談を頂くことがあります。
40代のMRの方は年収1000万円近く貰っている方もいらっしゃいます。
しかし、その年収を未経験の調剤薬局やドラッグストアへの転職で実現することは不可能です。
新卒程度の年収になります。
その為、転職が出来ずに悩まれる方も多いです。
企業に入るとそういったリスクが発生する可能性もあります。
また調剤薬局側も年齢によりますが未経験者の採用には消極的になります。
ドラッグストアならとおっしゃる方もいらっしゃいますが、
調剤併設のドラッグストアが増えていて調剤未経験者は断られるケースが増えています。
気を付けましょう。
まとめ
企業への転職がうまく行くことを願っております。
では!