【裏技】Googleディスプレイ広告をマスターする5つのヒント

こんにちは。
寿五郎です!
この記事では、Googleのディスプレイ広告で最大限の効果を出すためのヒントとして以下の5つを紹介していきます。
- リマーケティングから始める
- ターゲティングは掛け合わせる
- 配信先をコントロールする
- 広告のフォーマットはできる限り利用する
- ABテストを行う
「Googleのディスプレイ広告って他のディスプレイ広告と何が違うの?」
という方もいるかと思いますので、まずはGoogleのディスプレイ広告とはなにかから始めたいます。
Googleディスプレイ広告とは
Googleディスプレイ広告(GDN)とは、
Googleと提携している様々なウェブサイト、アプリに広告を配信できるサービスです。
ブログやニュースなどのウェブサイトのほか、
YouTube 動画、Gmail、モバイルアプリを利用している ユーザーに広告を配信することが可能です。
配信できるウェブサイトは全世界200万以上、
世界中のインターネットユーザーの90%にリーチすることができます。
ディスプレイ広告についてもう少し詳しく知りたい場合は、以下の記事がおすすめです。
ヤフーのディスプレイ広告との違いや使うことのできるターゲティングまで簡潔にまとめています。
それでは、Googleのディスプレイ広告で最大限の効果を出すためのヒントを見ていきましょう。
最も効果の高いリマーケティングから始める
ディスプレイ広告を初めてする場合は、リマーケティング(※)からすることをおすすめしています。
理由は簡単で、リマーケティングがディスプレイ広告のなかで最も効率的でROAS(Return on Ad Spend)が高いからです。
※リマーケティング:自社サイトを訪問したユーザーに対して、自社の広告を配信する広告配信の手法
ただし「じゃあとりあえずリマーケティングをしよう」という考え方では失敗します。
たとえ効率のいいリマーケティングでも配信設定をしっかりとしておかなければうまくいきません。
リマーケティングで効果をだすための配信手法については以下の記事で、学ぶことができます。
ここでは簡単にリマーケティングのコツだけ話しておきます。
リマーケティングでは、以下の図にあるように、
サイト訪問者をいくつかのセグメントにわけて、入札を調整しつつ広告を配信することが重要です。
リマーケティングを配信する際は、この設定を忘れないようにしてください。
詳しくは先程の記事にのっていますので、ご覧ください。
効率を高めるためターゲティングは掛け合わせる
獲得数を増加させるためには、リマーケティングだけでは不十分です。
獲得数を増加させるために、
アフィニティターゲティングや類似ターゲティングといったターゲティングを用いますが、
費用対効果が合わないことも珍しくありません。
※アフィニティ:興味関心・ウェブサイト上の行動に基づく広告配信
※類似:サイト訪問者と類似するユーザーへの広告配信
そのために必要な考え方が、「ターゲティングの掛け合わせ」です。
例えば、アパレルのオンラインショップをあなたが運営しているとします。
ファッションに関心のある層へのターゲティングでは、おそらく費用対効果はあいません。
そこで必要なのが、性別・年代ターゲティングなどとの掛け合わせです。
ファッションに関心のある層には、
あなたのショップではターゲットとしていない男性や年配の方が含まれています。
そういった人を除外して、不要なクリックを取り除くことが重要なのです。
ファッションに関心のある層へのターゲティングと自社サイトにきたことのある人に
類似する層へのターゲティングをかけ合わせるとさらに精度が高くなります。
配信先をコントロールする
Googleのディスプレイ広告では、場所(ウェブサイト)ではなく、人をターゲットとすることが多いですね。
そのため「いかに顧客となりうる人に配信すべきか」という議論になりがちですが、
どういう場所でアプローチするか、ということも重要なトピックです。
例えば、転職を考えている人にアプローチをしたいとしましょう。
その人に対して、Youtubeを見ているときに広告をだすのと
転職会議などの転職に関するサイトを見ているときに出すのではどちらが効果がでるでしょうか。
もちろん、転職について考えているときです。
そのため、転職系のサイトについては入札を強化することで、より効果をあげることができます。
逆に、クリックばかりで獲得につながらないウェブサイトやアプリは配信先として除外していく必要があります。
広告のフォーマットはできる限り利用する
Googleディスプレイ広告では、バナー広告のほか、レスポンシブ広告や動画広告、動的ディスプレイ広告など様々な広告フォーマットがあります。
配信の機会を最大化するためにはできるだけすべてのフォーマットがあったほうがいいです。
しかし、難しい場合は少なくともレスポンシブ広告は利用することをおすすめします。
レスポンシブ広告は、配信先の広告枠に合わせてサイズや
レイアウトが変化するので配信される可能性が高いフォーマットになります。
レスポンシブ広告は以下の例のように様々な広告サイズになります。
また、eコマースサイトを運営している場合は、バナー広告、レスポンシブ広告に加えて、動的ディスプレイ広告を利用することをおすすめしています。
動的ディスプレイ広告は、ユーザーのサイト上での行動などに基づいて見せる商品が最適化されるため、費用対効果が高い広告配信フォーマットと言えます。
動的ディスプレイ広告の例:
ABテストを行う
どのようなバナーが最も効果が高いかを検証することは、獲得数を増加させるための重要なプロセスです。
ABテストでは、同じ広告フォーマットで違う訴求の広告を複数配信し、
どの訴求が最もクリック率や獲得率が高いかを検証していきます。
詳しいABテストの手法については
「【必見】ディスプレイ広告のクリック率があがる勝ちバナーの作り方」
で紹介しています。
ABテストをする際、
「キャッチコピー」「画像」「レイアウト」(「デコレーション」)
に分けて検証していなければ、そのABテストはあまり意味がないかもしれません。
ぜひこちらの記事で正しいABテストの仕方を知ってください。
まとめ
Googleディスプレイ広告をマスターするための5つのヒントについてお話をしました。
最近では自動化が進み、Googleが自動的に最適化してくれるスマートディスプレイ広告というのもあります。
しかし、手動で設定したほうが効果が高い場合も多々ありますので、
今回お話した内容を丁寧に実施していくことをおすすめします。