※リアルガチ 薬学生の就活は本当に楽なの!?【徹底検証】
こんにちは!
寿五郎です!
さて今回はこれを読んで頂いている薬学生さんが
良く他の学生に言われているであろう
「薬学生の就職活動って楽そうだよねー。」
というお声に沿った内容です。
薬学生の就職活動はコロナ以降少しずつ厳しくなっています。
内定をもらうのが大変な業種もあります。
就活が楽かどうかは業種による
結論から言うと、就職活動の難しさはご自身がどんな業種で働きたいかによります。
人気のある大手製薬会社や外資系の企業、
エリアによっては公的病院なども倍率が高くかなり難しいです。
ドラッグストアや調剤薬局でも人材の質を求める会社さんですと落ちることもあります。
大手さんでも都市部は厳しいのでそれなりの準備をしていかないと落ちます。
ご自身に関係ない要素で落ちることも
人気が高い法人は内定を出した先輩達の成果をチェックしています。
そのため、在籍している大学で足切りに合うこともあります。
例えば、
「過去にA大学から5人内定を出した。そのうち、4人が国家試験落ち。
A大学はもうエントリーの時点で落とましょう。」
ということがあったりします。
理由は内定を出しても国家試験に落ちてしまうと、
その時期に対応に追われることになり会社としても困ってしまうからです。
「一人一人しっかり見て欲しい!」
という薬学生の気持ちもわかりますが、
製薬会社は多いと数千人の選考を行うため
マンパワー的に不可能なことが多いです。
また過去に内定を出した大学でほとんど国家試験に受からずに
新卒の採用者がほとんどいなかったなどのケースもあり、
そういった大学からは採用しないという会社もあります。
倍率が低い会社の見極め方
わかりやすい物差しとして
「説明会の日程が合わない場合はお気軽にご連絡ください!」
「応募者全員と会います!お気軽に!」
「みんなでお茶をしながら楽しく話しましょう。」
などは倍率が低く、薬学生が受けたら受かる可能性は非常に高いです。
そもそもの応募者が少ないため、来てもらいやすい雰囲気を作る努力をされています。
それぞれの業種について書いていきましょう。
1.製薬会社について
大手の製薬会社は全国の薬剤師さんが受けると思っても過言ではないため、
何千というエントリーが来ます。
その為、大学の名前である程度落とされます。
ご自身の通われている大学名があまり有名でない場合、落とされる可能性が比較的高いです。
一般大学の学生さんと同じく、
ある程度アピールできるポイントをお持ちでないと内定を勝ち取るのが難しいです。
ただし、採用になり長期勤務をしていくとかなりの高額年収となります。
30代前半で年収700万円以上なども難しくないでしょう。
大手の場合、就職浪人をしても翌年も不採用となる可能性が極めて高いです。
どうしても製薬会社で働きたい場合は中小も視野に入れてみるといいでしょう。
2.病院について
こちらも製薬会社と近いです。
国公立の病院や済生会の病院、赤十字などは人気があります。
その為、製薬会社程の難易度ではないですが選考に通らないことがあります。
ただ病院はエリアによって難易度が違います。
「都内の赤十字は応募が殺到しているが、
○○県の赤十字は今年誰も受けていない」
ということがあったりします。
ご自身に思い入れがありどうしても入りたい場合は、
倍率が低い他県の同じ系列の病院を受けるのも一つです。
民間の病院などは基本的には受ければ受かると思います。
ただ病院は組織として管理体制が整っていないこともある為、
複数の病院を見て慎重に検討することをオススメします。
3.調剤薬局・ドラッグストア
面接対策をしていけば基本的には受かります。
大手さんの場合、予定採用数に達していなくても不採用にすることがあります。
会社の質を高めるために薬学生さんに求めるハードルも他より高くなっています。
その為、第一志望の会社にはやはりそれなりの準備をしていくことが重要です。
また初任給が会社によっては100万円近く変わってきてしまう為、
色々な面から検討することをお勧めします。
まとめ
「薬学部だから受かりやすい」は一部の企業や人気病院を除いては事実です。
就職浪人をすることは余程のことがない限り起こりえないです。
ただ「就職できればどこでもいい」という考えは、
ご自身の今後のキャリアに大きく影響を及ぼすため、
やはり納得がいくようにきちんと就職活動をすることをおすすめします。
では!