【コロナで変わる】今後の薬剤師の転職市場・求人の状況について
こんにちは!
寿五郎です。
今回は少しシリアスな内容です。
先に要点を書いておくと、都心部では「売り手市場」は終わりました。
地方はまだ転職はしやすいですがそれでも条件がありすぎると断られます。
基本的に辞めない方が良いですし、転職はなるべくしない方が良いです。
職場は極力辞めない方が良い
弊社も転職エージェントですが職場を辞めるのは極力止めましょう。
(この記事を書いているのは2020年の9月24日です)
特に都市部は劇的に求人が減りました。
パートで時短希望(19時前に退勤)はほぼ見つかりません。
今の会社が希望の勤務時間で働けるのであれば辞めない方が良いです。
条件を付けると求人は見つからない
正社員の求人も都市部では見つかりづらいです。
東京23区内で条件を付けたら見つからない可能性が高いです。
「薬剤師の応募はたくさん来ているから条件ある人は結構です」
と人事の方から言われます。
徐々に都市部は薬剤師が充足傾向にあったのですがそれがコロナの影響で一気に加速した形です。
地方・僻地ならまだ求人はある
どうしても高額年収を稼ぎたいという方は地方や僻地へ行きましょう。
ただ昔に比べてこちらも求人が減っています。
2~3年前までは年収750万円の求人もありましたが、今はかなり頑張って700万円です。
ただ1人薬剤師で何でも出来ることが条件で、
「あれは出来ない」「このエリアは行きたくない」
などの条件がある方は難しいです。
これらの枠も希望者が比較的いらっしゃる枠なので半年後にどうなっているかはわかりません。
派遣薬剤師の求人は壊滅的
派遣という働き方がそもそも好きではない人事担当者は多かったです。
「早く薬剤師が充足して派遣の人たちは困ってほしい」
「そもそも来たい時にだけ働いて正社員以上の給料は都合が良すぎる」
などなど、いろいろと聞いてきました。
多くの人事担当者・経営者の方から見ると、この状況は待ち望んでいた状況とも言えます。
このサイトでも何度か記載していますが、
派遣さんに時給3000~4000円払っているという事は派遣会社には時間あたり5000円以上払っています。
1日4万×20日=月80万円の出費です。
しばらくは派遣の求人は増えないでしょう。
今後薬剤師はどうするべきか?
転職回数が多い方、中高年の方、スキルが低い方にはかなり厳しい時代が来ます。
年齢で応募不可になりますしスキルも求められます。
基本的には40歳以降はなるべく転職をしない。
するとしても引っ越しなどの家庭の事情で仕方なくされる場合に限定した方が良いでしょう。
最後に
「勤務時間や通勤時間を気にするなら近所でパートをしましょう」
と薬剤師以外の仕事を勧められる可能性も高くなってきています。
このサイトを運営しているのは人材紹介会社ですが、
この1年で倒産する人材会社はたくさん出てくるでしょう。
弊社も他人事ではありません。
ネガティブな話題になってしまいましたが、
これを読んでいる薬剤師さんが薬剤師として今後もご活躍されることを願っております。
では!