Gogole広告が一部アトリビューションモデルのサポートを終了

こんにちわ!
寿五郎です。
Web広告ではどうしてもラストクリックによるコンバージョン数やCPAをKPIとして見てしまいがちですが、実際には複数の広告クリックを経由してコンバージョンが発生しているケースがあります。つまりコンバージョンにいたったラストクリックだけが広告効果として評価されるべきではなく、ファーストクリックや途中のクリックについても分析することが重要です。
こうした状況からGoogle広告ではラストクリック以外のアトリビューションモデルを提供してきました。しかし、その中のいくつかのアトリビューションモデルではコンバージョンの割合が低下しているということからサポートの終了を発表しています。
引用:https://support.google.com/google-ads/answer/13427716
リリースの詳細について解説していきます。
アトリビューションモデルとは
アトリビューションモデルとは、コンバージョンによって広告クリックを評価するための仕組みのことです。評価は一定のルールを元に行われ、どのようなアトリビューションモデルを採用するかによって、広告効果(数値)が変わってくるということになります。
Google広告では広告効果をしっかり分析できる、データドリブンアトリビューションモデルが推奨されており、これにより広告の最適化ができるようになるとされています。
逆にその他のアトリビューションモデルについてはサポートを終了するということからも分かる通り、あまり有効なモデルではなかったということが分かります。
終了するアトリビューションモデル
ファースト クリック・・・最初の広告クリックのみコンバージョン数をカウントする。
線形・・・広告クリックすべてに同じコンバージョン数をカウントする。
減衰・・・直近の広告クリックに対して多くコンバージョン数をカウントする。
接点ベース・・・最初と最後の広告リックに対して多くのコンバージョン数をカウントする。
継続するアトリビューションモデル
データドリブン・・・Google広告側でコンバージョンの貢献度を計算し、コンバージョン数をカウントする。
ラストクリック・・・最後の広告クリックのみコンバージョン数をカウントする。
外部システム・・・Google以外のシステムを利用してコンバージョン数をカウントする。
まとめ
今回はGoogle広告のアトリビューションモデルについての話でしたが、広告全体でみたときにラストクリックだけではなく、本当に貢献した広告が何かということにも焦点を当てて考えるべきかと思います。目先のコンバージョン数だけではなく、色々な観点から分析するようにしてみてください。